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神山まるごと高専「サマースクール2022」で、学生にコーチングを行いました!【開催レポート】

こんにちは、THE COACHです。わたしたちはオンラインのコーチングスクールTHE COACH ICPを運営しています。

「コーチングマインドを社会に広げたい」という思いから、さまざまなサービスを展開しているTHE COACHは、公教育でもコーチングマインドを広めるために神山まるごと高専と連携しています。(※未成年へのコーチングを安心安全に提供するために、THE COACHの職業倫理基準に基づいて提供しています)

神山まるごと高専
徳島県神山町に2023年4月に開校する、 5年制の私立高等専門学校。「テクノロジー × デザイン × 起業家精神」を教育の土台としながら、社会を動かす人材「モノをつくる力で、コトを起こす人」の育成を目指します。

2022年8月に開催された「サマースクール2022」では、THE COACHが入学希望者や教職員にコーチングプログラムを実施しました。

5泊6日のサマースクールを通して、参加した学生はどんな気づきを得たのでしょうか。本noteでは、開催レポートをお届けします。

神山まるごと高専「サマースクール2022」とは

神山まるごと高専の1週間を疑似体験する」をテーマに、キャンパスを構える予定の徳島県神山町で、本校の授業を体験できるプログラムです。

神山まるごと高専での学びを肌で感じたいという方へ向けて、参加型のサマースクールを提供しました。参加者19名に対し、本プログラムに寄せられた応募はなんと200名以上。

そのため、事前選考を実施し、「テクノロジー」「デザイン」「起業家精神」の3つの軸に関しての興味関心や、今まで熱心に取り組んだことを選考課題として表現してもらいました。

そして選考を通過した学生が、2週に渡って全国各地から神山町に集結。5泊6日のプログラムを通し、合計38名の学生が神山まるごと高専での暮らしを体験しました。

「自分の気持ちに正直になって話せた」サマースクール前にコーチングを実施

これまでにTHE COACHは、神山まるごと高専への入学希望者である学生へのコーチングや、教職員向けにコーチング研修などを実施し、「対話を通じて他者と共創できる文化」を醸成するためのプログラムを提供してきました。

今回は、サマースクールの中で「神山まるごと高専」そのものに、より踏み込み、さまざまな角度からコーチング的な関わりを行いました。

①学生向け 事前オンラインコーチング
②学生向け 事後オンラインコーチング
③サマースクール期間中の“対話の場”の設計

サマースクール開校前には、38名の参加者全員に1on1のコーチングセッションを実施。学生にとって有意義な1週間にするために、どのように成長したいのか、どのような学校生活を送りたいか、将来どうなりたいかなどに焦点を当て、自分の気持ちを言語化する時間を設けました。

セッションの中では「サマースクールに対してワクワク感はあるけど、現地での過ごし方や初めて出会う仲間と仲良くやっていけるか不安」「セッションを通して、サマースクールでやりたいことや、その前に準備しておきたいことが見つかった」といった声が挙がり、今回のサマースクールを大切な時間にしたいという思いが伝わってきました。

ほかには「サマースクールを良い機会にしたいと漠然と思っている状態から、改めてなぜ参加するのか?具体的にサマースクールで何を得たいのか?が明確になった」「自分の気持ちに正直になって話すという機会がなかったので、このような機会がまたあればいいと思った」などのコメントも。

コーチングセッションのような、無条件に気持ちを受け止めてくれる時間の大切さを実感している様子でした。

神山まるごと高専の1週間を疑似体験

コーチとのセッションで自身の気持ちの状態を知った後で、神山まるごと高専での1週間がスタート。

プログラミングの基礎を学べる授業や、プレゼンのためのストーリーテリングを学ぶ授業のほか、「学校にまつわるコトを、モノを作ってアップデートしよう」をテーマにしたゼミ活動などを実施。THE COACHのコーチも数日間だけお邪魔して、教室の後ろから学生の活動を見守りました。

時間割例

今回のサマースクールでは「ここは小さな社会、あなたは大人」というポリシーのもとすべてのプログラムが進行しました。学生の自主性に任せるのが神山まるごと高専のスタイルであり、スタッフはあくまでサポートの立場です。

参加者の多くは中学3年生。普段の学校生活では、慣れ親しんだ友だちと一緒に過ごしていることでしょう。しかしながら、サマースクールでは初めて話す人たちばかり。

そのためゼミ活動では、誰とゼミを組むのか、どのような役割で進めていくのか、何を議論するのか、あらゆる場面で話し合いが行われました。

このように、サマースクールの授業では「正解のない問いに向き合う」時間が多く設けられていますが、それだけではありません。

今回のサマースクールでは授業を受けるのみならず、神山まるごと高専の放課後や休日も体験。そこでも学生の主体性を尊重し、宿舎でのシャワーや浴場の使い方や、休日の時間の使い方など、自ら議論し決めてもらいました。

こうして全国各地から集まった参加者が、寝食をともにしながら1週間を過ごし、大自然の中で仲間と交流を深めていきました。

「サマースクールやコーチングを通じて、これからの道筋が見えてきた」事後コーチングで振り返る機会に

サマースクール終了後は、THE COACHが1on1コーチングの時間を再度設け、コーチと一緒に振り返り。担当したコーチによると

セッションを通して新たな目標が見つかるなど、気づきや行動が促進された様子だった。また、サマースクールの体験を丁寧に振り返りどのような変化があったか言語化できたことによって、自身の特性や価値観に気づくことができていた。

セッションの中で、自分の変化や気づきを、”自分の言葉で” 言語化をし、外に出すことで、「そういうことだったのか」というタイミングが何度も訪れていた。

話しながら自分自身の気づきに繋がり、これから行動していく道筋が見えていた。

など、学生の気持ちの変化や、これから行動の変化を感じさせる発言がセッションの中で飛び出してきたそうです。

またコーチング実施後のアンケートでは、学生が感じたコーチングの価値として「自分の気持ちや考えに気づけた」の声が最も多いことがわかりました(アンケート回答者全員が回答)。次いで「自分に自信がついた」「将来のイメージが沸いた」などが挙げられています。

ほかには、学生から「神山まるごと高専に入学すれば、また会えますか?」というコーチに対する声も。

初回のコーチングでは、初めて会う大人に対して緊張している学生もいましたが、サマースクール後のセッションでは、学生とコーチの間に信頼関係が生まれていることを実感できました。

今回のサマースクールを通じて、学生個人の観点では気づきと行動が促進されている様子が見受けられ、学生同士では対話を通じてわかり合おうとする姿を見届けられました。

引き続きTHE COACHでは、神山まるごと高専の「他者と共創できる文化」の醸成や、学生の学びを応援していきます。神山まるごと高専についてご覧になりたい方は、以下の公式サイトをご覧ください。

また、サマースクールの詳細を知りたい方は以下の神山まるごと高専noteを参照ください。

コーチングに興味がある、コーチングマインドを学んでみたいという方は、THE COACH ICPをご検討ください。「わかる」だけでなく「できる」ようになるため、座学は最小限に抑えて体験学習を主に行うコーチングスクールです。ご興味を持っていただけましたら、まずは無料のオンライン説明会をご予約くださいませ。

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