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「受講生の皆さんと一緒に、次の1年へ。」立ち上げメンバーが振り返る THE COACH ICPの1年間

2021年11月2日、オンラインコーチングスクールのTHE COACH ICPはサービスリリースから1周年を迎えました。受講生の皆さんがいてくれたからこそ迎えられたこの日。THE COACH ICP運営メンバー一同、感謝の気持ちでいっぱいです。

今回のnoteでは1周年を記念し、THE COACH ICPを立ち上げた代表のこばかなと、取締役の岡田 裕介(おかだ ゆうすけ)、松浦 瞳(まつうら ひとみ)の3名が1年間を振り返ります。それぞれの口から語られる、今まで皆さんにお伝えしたことのなかった1年間の「裏側」をぜひのぞいていってください。

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▲左から:岡田 裕介、こばかな、松浦 瞳

立ち上げ時にあったのは「新しく生まれる何かに対する喜び」

——THE COACH ICPはどのような経緯で生まれたのでしょうか?

こばかな:コーチングに触れている中でもっとも楽しかった時間を思い返すと、コーチングを学んでいた2019年頃だったんですよね。当時はコーチングの学びに文字通りのめりこんでいて、「ゆくゆくは自分でコーチングスクールを作りたい」と思っていました。

いざコーチングに関する新しい事業を立ち上げようとなったとき、「自分が本当に一番やりたいことはなんだろう」と考えたらやっぱりスクールで。”ゆくゆく”じゃなくて”今すぐ”。そんな風に思考が切り替わったのが、2020年6月、THE COACH ICPを立ち上げる半年ほど前のことでした。

岡田:こばかなが「一緒にやらない?」と私に声をかけてくれたのは、2020年の7月です。それまでこばかなとわたしは「たまに一緒にご飯を食べる」くらいの仲だったんですが(笑)、こばかなのビジョンを聞いて、これは必要なことだと直感的に感じたんですよね。そこから流れに身を任せていたら、自然と一緒にやることが決まっていた感じでしたね。

松浦:わたしがTHE COACHにジョインを決めたのは岡ちゃんの後でした。当時自分の会社を持っていたし、子どもも生まれたばかりだったのですが、岡ちゃんの熱い思いに心が動かされ、THE COACHで「コーチングマインドを社会に広げる」ことにフルコミットしたいとジョインを決めました。

こばかな:どんな言葉だったんですか?

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松浦:「これまでのコーチングをただ提供する・広げるのではなく、今の時代に合ったもの、今の世の中に必要なものを考え、ユーザーの声を聞きながらプログラムもサービスも進化させることができる。コーチングマインドを社会に広げることに真剣に向き合える最高に面白いサービスだよ。」って。

岡田:おぉ~、なんだか素敵なことを言っていますね(笑)。思い返すとたしかに、ゼロから作り上げてそれをチームとして世の中に広げていけること、それをみんなで一緒にやれることをすごく楽しみにしていたし、「新しく生まれる何かに対する喜び」に溢れていましたね。

——新しく生まれる何かに対する喜び?

岡田:今までコーチングをしたり学んだりする中で、コーチングってすごくいいなと可能性を感じてきました。一方で、既存のコーチングのあり方に対して、もったいなさというか違和感というか、小さなひっかかりも感じていて。そういう違和感を全部場に出してゼロから何かを作りだしていけることに、喜びしかありませんでした。

松浦:はじめに基礎コースや応用A・Bコースを、こばかなや岡ちゃん、開発メンバーのこっちゃん(松下)がつくってくれていて、私がジョインしたのはプロコースをゼロから作り始めるタイミングでした。0→1ってすごく大変なイメージがあると思うんですが、実はわたしはまったく大変さは感じませんでした。それは、岡ちゃんからもあったように、違和感をすべて場に出せる環境だったから。真剣に向き合える環境や関係性の中で”本質的な価値”を届けるための新しいものを生み出せたので、楽しい気持ちが大きかったですね。

コーチングと世の中の境界を曖昧にした1年間

——メンバー集め、カリキュラム開発を経て、THE COACH ICPをリリースしてから1年が経ちました。この1年でTHE COACH ICPは世の中に対してどのようなインパクトを与えられてきたと感じますか?

こばかな:THE COACH ICPだけがインパクトを与えたという話ではなく、世の中全体の風潮としてという話になりますが、「自分自身ともっと向き合いたい」と思う人が増えた印象があります。サービスを立ち上げたころに比べ、自分の人生を生きることに目を向け始めた人が増えたというか。

THE COACH ICPをリリースしてから各回で満席をいただいているのも、自分の人生を生きたがっている人が社会にとても多いからなのだろうと感じます。そういう方たちに対して、THE COACH ICPが微力ながらも力になれているという実感はありますね。

松浦:この1年で、THE COACHコミュニティ(※THE COACH ICPの受講生からなるコミュニティのこと)の皆さんが、会社や家庭にTHE COACHのマインドを持ち込んで広げていってくださっているのを目の当たりにしてきました。

自分の人生を満たす。人とのつながりを豊かにする。THE COACH ICPの受講を通して、受講生自然とコーチングマインドを日常やビジネスの場に広げていってくれている姿を見ると、このサービスが世の中にあることへの価値や必要性を改めて実感し、とてもうれしく思いますね。岡ちゃんはどうですか?

岡田:僕は、THE COACH ICPをリリースしたことで、これまであったいろいろなものの「境界」を曖昧にしていくための一歩目を踏み出せた1年だったと思っているんですよね。

松浦:境界?

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岡田:そうそう。たとえば、「仕事とプライベート」とか「売上と個人のやりがい」とかって、一見二項対立しがちじゃないですか。でもどちらも大切にしたい人にとっては分ける必要なんてない。仕事をしている自分も家でくつろいでいる自分も自分だし、大きな売り上げを作りながら個人の幸せを追求することもできるから、その辺の境界があいまいになっていくことに本質があるのかなと。THE COACH ICPを通してその考え方を少しずつ伝えることができたという感覚はありますね。

あとは、「コーチング」と「世の中」の間にもまだまだ境界線があるように感じます。コーチングってちょっと怪しいというイメージを持たれている気もしますし(笑)。

でも、THE COACH ICPがそれらの「間(あわい)」になることで、今まで離れたところにあった「コーチング」と「世の中」の関係性をつなげたり、近づいていったりするための一歩目を作れた。コーチングは遠い存在と思っていた人にとっても、少しずつ「親しみのあるもの」になってきたのではと思います。

松浦:たしかにそうですね。THE COACH ICPで講師をしていると「コーチングはビジネスに使えるんですか?」「コーチングはプライベートにも使えるんですか?」どちらも聞かれますが、THE COACH ICPとしては、ビジネスで、プライベートでという切り分けはしていません。なぜなら、人生には境界線がないから。

ビジネスもプライベートもひっくるめて自分の人生と向き合う——そういう考え方を伝えられた1年だと自負していますし、これからも「境界なく、すべてを包括したコーチング」を提供し続けたいと考えています。

「外側に答えを求めるのではなく、内側の答えに気づく」。1年で生まれた受講生たちの変化

——さきほど、1年で約400名の方に受講していただいたとお話がありました。リリース直後から今までで、受講生にはどのような変化がありましたか?

岡田:外側に答えを求めるのではなく、自分の内側の答えに気づく学びのスタイルに変わってきている気がしますね。もちろん、THE COACH ICPでそのマインドを伝えているというのもひとつの理由ですが、「内側の答えに気づく」を元来大切にできている人が増えたという印象です。

松浦:「感情を大切にする」という考え方が少しずつ認知されている影響かもしれません。でもこれって、受講生が自然と変わっただけではなく、THE COACH ICPのありかたも少しずつ変化しているからな気がするな。

初期は「コーチングを教える」アカデミーだったけれど、「コーチングを受ける感覚で学ぶ」に変わってきている。だからこそ、受講生の印象や授業の受け方も変わってきたのではないかと思っています。

岡田:基礎コースを立ち上げたときから自己の器やパートナーシップが一番大切だよねという話はしていましたが、1年かけて本当の意味でプログラムに生きてきました。

コーチングは答えを教えるものではなく、自分自身が問いを持ち続けたら、気づく必要があるときに自然と気づく、そんな考え方が落とし込まれてきたから、結果的に受講生にも変化が生まれたのかもしれませんね。

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こばかな:岡ちゃんが言ってくれた通りですね。もちろんコーチングにもいろいろテクニックはありますが、「この後にこの質問をしたら必ず気づきが得られる!」みたいなセオリーはありません。突き詰めると、ほとんどが「コーチのあり方」に辿り着く。

THE COACH ICPは本質的なものを届けることにこだわり続けているので、それがきちんとプログラムに落とし込めて、受講生さんの変化も目の当たりにできると、本当に嬉しくなりますね。

受講生は、一緒に探求を続けるパートナー。皆さんと一緒に次の1年へ

——この1年を一緒に歩んできてくれた受講生に対しての想いを教えてください。

こばかな:まずは、1年前までなんの実績もなかったTHE COACH ICPを選んでいただいたことへの感謝を伝えたいなと思います。本当にありがとうございます。世の中にたくさんのコーチングスクールがある中で、THE COACH ICPを選んでくれたことをうれしく思います。

皆さんから見ると私たちは「講師」であって、「教える人」に見えているかもしれません。ですが、授業中に皆さんから出てくる言葉からわたしたちも多くの学びをいただいていますし、決して楽ではないTHE COACH ICPに皆さんが真摯に取り組んでいただいている姿に助けられる瞬間がたくさんあります。改めて、THE COACH ICPを作ってくれているのは受講生の皆さんだなと

松浦:そうですね。さっきも話した通り、受講生からの声によってTHE COACH ICPは着実に進化してきていて、これからも進化し続けていくはずです。わたし自身、まだ見ぬ未来のTHE COACH ICPを皆さんと作っていけることにとてもワクワクしています。

岡田:それ、すごくわかります。わたしも皆さんに対して「講師」と「受講生」という関係性というよりも、「一緒に探求を続けるパートナー」という感覚を持っています。

この1年を通していろんな方に出会わせていただいて、コーチングマインドだったり、自己の器だったり、受講生の皆さんのさまざまな問いと考え方を聞かせてもらって。その度に、わたし自身の捉え方にもすごく変化がありました。そういう部分に”一緒に”向き合わせてくれることへの感謝の気持ちは、とても大きいです。

——次の1年は、THE COACH ICPにとってどんな1年になりそうでしょうか?

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岡田:これから社会や個人はもっと自由になっていくはず。そのためにも、コーチングマインドが発揮されることは本当に大切だと思っています。受講生の皆さんがTHE COACH ICPを通じてコーチングマインドに出会い、皆さんを起点としてそれが広がっていく1年になるだろうと想像すると、本当に楽しみです。

松浦:自分がコーチングを学び始めたころのことを思い返すと、とても大きな決断だったなと思い返します。だからこそ、受講生の皆さんがTHE COACH ICPに通うと決断してくれたことを祝福したいし、その決断に対してわたしたちができることをすべて提供して全力で応えていきたい。そんな想いで、皆さんと一緒にTHE COACH ICPをさらに良いものにしていきたいですね。

こばかな:これまで大切にしてきたTHE COACH ICPのマインドはそのままに、継続的に学習できるような仕組みを整えたり、コーチングのマインドをさらに知ってもらうために工夫したりと、皆さんにもっともっといろんなものを伝えられるような次の1年にしていきます!

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今日から、THE COACH ICPの2年目が始まります。皆さまによりよいプログラムが提供できるよう、メンバー一同、より一層力を尽くしてまいります。引き続き、応援よろしくお願いいたします!