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プレゼンティングワークで振り返ろう!THE COACH ICPオリジナル「今を味わい、未来へ贈るためのフレームワーク」

2021年も残すところあと10日。あっという間に1年を振り返る時期がやってきましたが、忙しくてなかなか1年を振り返る余裕がない、「あれ、今年って一体どんなことが起きたっけ?」と記憶を辿るのに苦労する……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでTHE COACHでは、振り返りのワーク「プレゼンティングワーク」を用意しました。一口に「振り返り」といってもさまざまな方法やフレームワークが存在しますが、今回THE COACHが皆さまにお伝えするのは、「今ここを感じる」ことに集中した振り返りです。

本noteでは、THE COACHが独自にお届けするプレゼンティングワークについて、順を追って説明していきます。

2021年12月23日には、本ワークを使ったイベント「コーチと2021年を振り返ろう~今年を味わい、来年へ贈るプレゼンティングワーク~」を企画しています。ぜひ本noteを読みながらワークの概要を知っていただき、イベントを「2021年をじっくりと振り返る機会」としてみてください。

また、今回の記事ではプレゼンティングワークを1年を振り返るためのワークとしてご紹介しますが、年末に限らず、ご自身が「これまでを振り返りたい」「未来に向かいたい」と感じたタイミングでいつでもご活用いただけます。

プレゼンティングワークにかかる時間
・約45分(ひとりでやる場合)

準備物
・ペン
・白い紙(3枚程度)もしくはデジタルのメモ帳
・手帳やカレンダー(今年を振り返れるもの)
・プレゼンティングワークシート(SNSシェア用画像)の事前ダウンロードか印刷(ダウンロードは下記「ダウンロード」ボタンもしくは「プレゼンティングワークシートダウンロードURLから)

▼上記ダウンロードボタンでダウンロードできない方はこちらから
プレゼンティングワークシートダウンロードURL

はじめに ~なぜ「今ここを感じること」に集中するのか~


プレゼンティングワークは、「今ここ」に集中し、感じることを大切にした取り組みです。なぜ「今ここ」を強調するのか。それは、人は大切なもの・美しいもの・必要なものと、常に、今出会っているからです。

ただし、「今ここ」に生きるということは、過去や未来から逃げて今この瞬間だけに充実して生きるということでも、考えることを放棄してただ感覚的に生きる、ということでもありません。しっかりと「今ここ」に向き合い、受け入れることで、それらが完了され、今を生きられるようになっていきます。

今年あった嬉しかったことは、しっかり笑って祝福する。今年あった悲しかったことは、しっかり泣いて味わいきる。その一つひとつの実感こそが、生きているということです。

今を生きるために、過去を感じ切り、完了させ、気持ちよく未来を迎えましょう。それではワーク、スタートです。

今年を味わう編

まずは、3ステップのワークで2021年を味わい切りましょう。楽しかったこと、悲しかったことなど、今年あったことを振り返り、自分の奥にある願いに気づくことが目的です。

それぞれのステップに、目安の時間を設けています。すぐに終わってしまいそうという方も、ぜひ時間をめいっぱい使って取り組み、「自分と向き合うためのゆったりとした時間」としてみてください。

ステップ1:出来事・キーワードを書き出す

(1)今年あったことを、湧いてくるままにすべて書き出す(12分)

まずは、手元にある白い紙やメモ帳に、今年あったことをすべて書き出していきましょう。「あまり浮かんでこない」という人は、下記のキーワードをもとに、1年間の出来事を思い出してみてください。

出来事リスト
嬉しかったことは? 完了できたことは? 祝福したいことは? 夢中だったことは? 悔しかったことは? 腹立たしかったことは? 悲しかったことは? 後悔したことは? etc.

(2)その中でも、特に印象に残っているものを3つ選ぶ(3分)

(1)で書いたものの中から、特に印象に残っているものを3つ選びましょう。このとき、選ぶキーワードはポジティブなもの・ネガティブなものどちらでも構いません。どちらにも大切なものが詰まっています。

ステップ2:感情を明らかにして味わう

(1)当時「何を感じていたか」を書き出す(3分)

出来事・キーワードを書き出すことができたら、それぞれの出来事が起きたときに「何を感じていたか」を書き出してみましょう。感情はグラデーションで、さまざまな種類があります。下記に「感情リスト」を記しますが、必ずしもそのリストの中から選ぶ必要はありません。ご自身がもっともしっくりくると感じる言葉で、「何を感じていたか」を表してみてください。

感情リスト
喜び 嬉しい 楽しい 驚き 愛おしい 悲しい 恐れ 怒り 不安 悔しさ

(2)「シーン」と「感情」を思い出してつながる(2分)

「当時何を感じていたか」が明らかになったら、出来事が起きた「シーン」と、今書き表した「感情」を思い出してつながってみましょう。

まずは目をつぶって、当時の様子を頭の中で思い描いてみます。そのシーンと、胸の中にあった感情を改めて確かめ、「こう感じていたんだな」と感じ切りましょう。そのとき、何が見えていましたか?何が聴こえていましたか?呼吸や胸の鼓動はどんな感じでしたか?身体の感覚はどんな感じでしたか?一つひとつ丁寧に思い出してみてください。

(3)湧いてくるままに、言葉やイメージを書き出す(5分)

シーンと感情を思い出しつながることができたら、「今」湧いてきたものを書き出してみましょう。

このとき、他者にわかりやすく伝わるかは考えなくても大丈夫です。「モヤモヤ」「ぐるぐる」といったオノマトペや、「夕焼けみたいな色」「5月の風」のような、自分にしかわからない描写でも構いません。ジャッジをせず、湧いてくるままに書き出していくことを大切にしましょう。

ステップ3:奥にある願いに気づく

(1)書き出したものを眺めて、今感じていることに気づく(5分)

湧いてくるままに書き出した言葉やイメージを、改めて眺めてみましょう。今この瞬間何を感じますか?何が湧いてきますか?

(2)感情が湧いてくる奥にある願いに気づく(5分)

感情が湧いてくる奥には、「本当の願い」があることが多いです。自分自身に問いを投げかけながら、願いに目を向けてみましょう。

問いの例
何が満たされていた? 何を大切にしていた? 何を期待していた?

まとめ:今年のピン留めしておきたいことを考える(5分)

ステップ1~3を通して、今年を味わい切ったみなさん。2021年を表す「キーワード」と「その理由」を、プレゼンティングワークシートに記入してみましょう。

キーワードは、漢字一文字でも、英単語でも、なんでもOK。ここでも、自分がもっともピンとくるもの、しっくりくるものを選んでみてください。

来年へ贈る編

ここまで、今年を味わい切ることを大切にしながらワークを進めてきました。嬉しかったことを祝福し、悲しかったこともしっかり感じ切った皆さんは、「今ここに」向き合い、受け入れ、それらを完了できていることでしょう。

ここからはいよいよ、「来年」へ目線を向けていきます。

来年へ贈りたいことを考える(5分)

ここまでのワークを踏まえ、来年へ贈りたい「キーワード」と「その理由」をプレゼンティングワークシートに書き込んでみましょう。先ほどと同様、キーワードは、漢字一文字でも、英単語でも、なんでも構いません。

また、ここで考えるのは目標や抱負ではなく「贈りたいこと」。大切にしたいこと、現実にしたいこと、手放したいこと、向き合いたいことなど、来年の自分へ贈りたい言葉を、何にもとらわれずに考えてみてください。

今回書いてくださった「キーワード」を家族や友人などと共有し、対話を深めてみるのもおすすめです。「それいいね」「あなたらしいね」、誰かからのそんな言葉に、新たな気づきが得られるかもしれません。

また、今回作成いただいた振り返りシートはSNSでのシェアも大歓迎です。下記の方法で編集し、ご自身のキーワードを身近な人に伝えてみてください。

#THECOACH
#今年を味わい未来へ贈る
のタグをつけていただくと、同じワークに取り組んだ方と内容の共有がしやすくなります。

シェア用画像の編集方法
(1)スマートフォンの場合
LINE CAMERA、Phontoなどの写真編集アプリの文字入れ機能を使用する(2)PCの場合
プレビュー画面(Mac)もしくはペイント(Windows)などからテキストを挿入する



「今年を味わい、未来へ贈る」ワーク、いかがでしたか?

本noteではワークの概要を説明しましたが、2021年12月23日に行われるイベントでは、THE COACH 代表のこばかな、取締役の岡田さんが行うデモンストレーションを見たうえで、丁寧にワークに取り組めます。

・しっかりと時間をとって今年を振り返りたい
・noteだけでなく、実際のやり方を見ながら進めたい

と考えている方は、ぜひイベントにお申し込みください。皆さまのご参加、心よりお待ちしております!